「ビジネス・パーソナリティ」をテーマに開催された CREO USERS FORUM 2019 の冒頭に行われた特別講演『働き方改革の今と未来 〜最もホットで会社を守れる働き方改革に迫る〜』。倉重・近衞・森田法律事務所 代表弁護士の倉重 公太朗氏が登壇し、「最新の働き方改革事情」について、人事がとるべき対応について語りました。また、‵‵会社を守るための働き方改革対策′′という観点も盛り込むことで、これからの人事部門のビジネス・パーソナリティとして、法の理解だけでは得ることのできない、実務運用的なノウハウや考え方もお話いただきました。

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働き方改革とは、「昭和的な働き方からの改革」だと倉重氏は語ります。

「昭和的な働き方には 4 つあります。⻑時間労働で全国どこにでも転勤したり、職種も色々変わったり。会社でも飲み会でも一緒にいて、以心伝心といったイメージの働き方です。その他にも終身雇用や年功序列があります。『家庭の事は奥さんに任せて、自分は仕事に集中する』というステレオタイプな労働者像です。しかしそのやり方だけでは、いつか人が足りなくて事業が回らなくなります。そこで政府がやっていることは、様々な『制約』を抱えている人でも活躍できる社会に変革していくということです」

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育児中の人や要介護者を抱える人のほか、障害者雇用、コンビニエンスストアや居酒屋では外国人雇用も非常に増えています。