「ビジネス・パーソナリティ」をテーマに開催された CREO USERS FORUM 2019 の冒頭に行われた特別講演『やってる感だけの「仕事ごっこ」をブレ一クスルーせよ! 〜コラボレーションで変わるビジネスパーソン 2.0〜』では、あまねキャリア工房代表 株式会社なないろのはな取締役の沢渡あまね氏が登壇。仕事を科学して、“仕事ごっこ”をなくすべきだと語りました。

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日産自動車、NTT データ、大手製薬会社で IT による働き方改革や広報業務に携わってきた沢渡氏は、「IT 企業で当たり前のように行われているフレームワークな考え方、視点、カルチャーは間違いなく非 IT 企業の課題解決や問題解決に貢献します」と語ります。

「働くための環境を変えることを『勝ちパターンを実現する』と言っていますが、自分が集中できる環境、アイデアが出るために最適な環境を作り出すことで、個人が取捨選択してパフォーマンスを上げていくことが“生産性を上げる勝ちパターン”です」

沢渡氏は、勝ちパターンを作るためには仕事を科学して仕事ごっこを滅ぼすことが重要だと話しました。

「仕事を科学するというのは俯瞰することです。俯瞰することで、その仕事のやり方は時代遅れになっていないか、モチベーションや生産性を下げていないか。 一度時間を止めて、このような負けパターンになっていないかを見ることです。そして、“ごっこ化”してしまった仕事を滅ぼすことが、ビジネスパーソンとしての価値なのです」

では、仕事ごっことはどういうことかというと「生まれた当初は合理性があったものの、時代や環境、技術や人の価値観の変化や進化の中で、生産性あるいはモチベーション、さらに会社組織やそこで働く個人の成⻑機会の足を引っ張る厄介な“妖怪”と化した仕事や慣習のことです」と沢渡氏は語ります。

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なぜ仕事ごっこがまずいのか。それは“コラボレーションを生み出せない”ためだと沢渡氏は続けました。